小室山は海と空の絶景が素晴らしい伊豆半島、伊東市の観光スポットです。乗り物好きの血が騒ぐリフトは体重5㎏以下の子なら抱っこで犬連れ乗車OK!
山頂にはその絶景をアップグレードするように整備された遊歩道と2021年にOPENしたオシャレカフェ「Café・321」があり、人気のSNS撮影場所にもなっています。


ほんとに高いところと乗り物が好きなのね!



しゃもちゃんはリフトはちょっと怖いぞ…
今回は、小室山リッジウォークとCafe321の雰囲気、駐車場や利用の注意ポイントについてWan-Vanlife 目線でレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・伊豆・伊東エリアを犬連れで観光・お散歩したい
・伊豆・伊東エリアで絶景を眺められる場所、SNS映えするスポットを探している
・犬連れで小室山リッジウォークとCafe321に行ってみようと思っている
・小室山リッジウォークに登るリフトの雰囲気が気になる
・小室山の混雑具合や駐車場の台数が気になる
小室山公園の基本情報
小室山公園は、約1万5000年前の火山の噴火でできた標高321mの小高い丘の周辺を整備した公園です。2021年に山頂をぐるりと取り囲む木製デッキとカフェがOPENしたことで、もともとの絶景+オシャレスポットととして再認識されています。


小室山公園は、山麓に大きな運動公園(テニスコートや総合グラウンド)、つつじ園、山の中腹に恐竜広場、山麓と山頂を結ぶ小室山リフトと山麓のレストラン、そして山頂に、展望スペースである「小室山リッジウォーク“MISORA”(こむろやまリッジウォークみそら)」と「カフェ(Cafe321)」、という全体像になっています。
今回は主に山頂付近の情報をレポートします!
小室山リッジウォークの基本情報
施設名 | 小室山リッジウォーク“MISORA”(こむろやまリッジウォークみそら) Café・321(カフェさんにいち) |
住所 | 静岡県伊東市川奈1428 |
アクセス | 東名高速道路・厚木ICより約120分 小田原市内より約100分 熱海市内より約50分 東名高速道路・沼津IC、または新東名高速道路・長泉沼津ICより約100分 ※アクセス経路の国道135号線は時間帯・日にちによって渋滞必須の道路です… |
進入路の狭さ 車の入れやすさ | 周辺の道路は整備されています。 大型の駐車場が整備されています。 |
駐車場 | ①リフト乗り場駐車場 20台程度 ②小室山公園駐車場 150-200台程度 ③イベント時 臨時駐車場 おそらく1,000台規模 ※詳細後述 |
営業時間 | ・リフト運営時間:9:30~16:00 (最終乗車 15:55) ・Cafe321:10:00~16:00(L.O. 15:30) ※不定休、天候などで営業中止の場合もあり |
ドッグラン | なし |
ドッグメニュー | なし |
犬の利用 | ◆リフト ・体重5㎏以内の子、一人1頭、抱っこで利用可能 ・体重5-10㎏の子はバッグインで利用可能 ・体重10㎏以上の子は利用不可(遊歩道で山頂へのアクセスは可能) ◆Cafe:店内NG テラス席(デッキ)OK ・店内は抱っこで犬連れで注文OKなので、ワンオペでも利用できます ※リフトは詳細後述 |
座席数 | 犬連れOKのデッキスペースは固定席になっておらず、階段状のフリースペースです。 詰めて座って、30席分くらいのイメージ |
近隣散歩道 緑道 | 公園内はどこもすばらしいお散歩道です。 ただ、階段や土の道が多くカートは難しい印象です |
その他 | SNS映えで人気のガラス張り展望ブリッジはカフェ専用スペースです。 カフェを利用すると、専用デッキ&展望ブリッジに入場できます。 |
小室山リフト 犬連れ利用の雰囲気と注意点を画像でチェック
山頂へ向かうリフトは、ちょっとレトロな一人乗りのスタイルです。山麓から山頂までの所要時間は約5分(片道)、一人につき、1匹の犬を連れて乗ることができ、犬の乗車料金は無料です。(大人は往復1,000円)
ただ、犬連れでの利用は体重ごとのルールがあり、体重5kg未満であればリードと抱っこでOK、5kg以上10kg未満の子はバッグインで乗車OKで貸し出しのキャリーもあるとのこと。体重10kg以上の子は残念ながらリフト乗車NGとなっています。
体重にかかわらず、全員が遊歩道で山頂へのアクセスは可能ですが、リフトには体重制限があるのがまずひとつめの注意ポイントです。
リフト乗り場の入口にペット連れの注意点が掲載されています




小室山のリフトは、地面までの距離が近めの仕様で恐怖感はそれほどありません。ですが、小さな座面の揺れる椅子に、5分間座っていなくてはいけませんし、その間、犬を含めた全ての荷物を自分の持てる範囲で収めなくてははなりませんので、抱っこでOKと言ってもやっぱり犬が落ち着いていられるキャリーやスリングなどがあれば、そのほうが安心かもしれません。
小室山リフト 地面までの距離はこんな感じ!


下りはこんな絶景です!





いやー!爽快だったわね!



鯉ちゃんはリュックの中で快適だったみたいだったけど、しゃもちゃんは裸で乗って景色どころじゃなかったぞ…



ふだん抱っこ好きなくせに、ほんとイレギュラーに弱いわねぇ。



だって、なんか荷物もあるし、どこ座っていいか分かんないし、揺れるんだもん…
・体重10㎏以上の子は乗車NG(徒歩20分程度でアクセス可能)
・小さな座面の一人乗りリフト。荷物が多いと乗りにくい。
・リュックやスリングがあれば準備しておく方が安心
山頂の雰囲気とカフェ利用者専用デッキの様子を画像でチェック
山頂に到着すると「山の稜線を歩く」というリッジウォークの名にふさわしい木製の遊歩道がぐるりと整備されています。




木製の遊歩道(ボードウォーク)は全長約166mと実際のところ、それほど広いスペースではありません。ですが、山頂の自然な起伏を活かしたコースからは、相模灘や伊東市街、天気の良い日には富士山も望むことができます。
海と空がつながる開放的な空間です!


山頂にある「Café・321」は、建物は遊歩道や地形に溶け込むように設計されています。そして、カフェを利用すると専用デッキと展望ブリッジに入ることができます!
Cafe321の外観。屋根部分は無料で利用できるリッジウォークです。


この展望ブリッジはカフェを利用した人のみ入れます


カフェの犬連れOKエリアは、屋外のカフェ専用デッキスペースです。まず、犬を抱っこしてお店の入口すぐにあるカウンターで飲み物を注文し、それからお店の中を通り抜けて外に続く扉からデッキに出る、という動線になっています。
複数オペレーションできる場合は、一人が先に犬を外に連れて出て場所取りをし、一人がカウンターで注文する、という動きが良いと思います。犬連れでオーダーできるお店なので、ワンオペでも利用できるありがたい仕様です!
お店の中はこんな感じ!




カフェ利用者専用のデッキスペースは特に決まった席やテーブルがあるわけではなく、3段ほどの階段状になったスペースに自由に座って楽しむエリアになっています。犬との距離が近くてピクニック気分を味わえる嬉しいポイントと、飲み物や荷物を置く場所が犬と同じレベル(高さ)になるという注意ポイントが混在しています。
我が家が訪問したのは平日の朝イチだったので、このように余裕がありましたが、この形状で休日ともなるとお隣さまとの距離が取りにくくなるかもしれません。他のおうちの犬が苦手な子や犬が苦手なお客さまがいる場合など、もろもろ注意が必要そうです。











このエリアに、海に向かって突き出しているガラス張りの展望ブリッジがあるのよ!



飲み物は500円から700円くらいでした。
ヨーグルトフラッペ美味しかった!
もうひとつの注意ポイントとして、この素晴らしいデッキは直射日光ガンガンの空間でもあるということ。遮るものがない開放的で素晴らしい場所ですが、その分なかなかの気温や風になりますので、季節や天候に注意が必要かもしれません。
・無料で散策できる遊歩道と、カフェ利用者だけが入れるデッキ&展望ブリッジがある
・カフェの犬利用は屋外デッキのみ。暑さや風に注意が必要。
・デッキには個別のテーブルや席がなく、自由に着座するスタイル。
駐車場台数と利用の注意ポイント
小室山公園には、以下の画像のような駐車場があります。
小室山公園の駐車場事情


小室山の山頂を目指すにはリフト乗り場の目の前にある駐車場(画像P-①)に駐車するのが最も便利です。
しかし、この場所は台数がそれほど多くなく(おそらく20台程度)、観光バスなどが優先されるエリアとなっていて、イベント開催時はそもそも進入が禁止されるようです。


というわけで、メインの駐車場はもう少し手前にある小室山公園駐車場(画像P-②)となります。こちらは駐車台数が160台超、確保されています。
メイン駐車場は②のつつじ園駐車場


注意ポイントとしては、②駐車場からリフト乗り場までの距離が案外あるということ。歩いて10分~15分ほどで、公園の中なので気持ち良く歩けますが、着いて停めたらすぐリフト!というわけにはいかないのでスケジュールを組む際には時間に余裕をみておくほうがいいかもしれません。



リフトに乗るから移動にカートも使えないしね。
さらに、小室山は、4月中旬からゴールデンウィークにかけて山麓のつつじ園が満開になる「つつじ祭り(つつじ鑑賞会)」が開催されます。40種類・10万本のつつじが咲き誇る様子は圧巻だそうですが、人の数も圧巻(たぶん、行ったことはありません)。
その時期は、山麓の運動公園のグラウンドが臨時駐車場として開放されます。リフトから見た広さ、また地図や案内で見る広さから想像するに1,000台規模の大駐車場として開放されるのだと思いますが、この公園の規模で、その台数のクルマが殺到すると、山頂リフトや山頂カフェどころではない気もします。
山頂でのんびりしたい場合は、つつじの時期を避ける方がおすすめかもしれませんし、つつじが目的なら、山頂はまあ運よく見れたら、くらいの気持ちがいいかもしれません。
つつじの時期の車両規制や臨時駐車場については、毎年、伊豆の公式観光HPでアナウンスされています。
例)2025年の車両規制と臨時駐車場の案内





この感じ…つつじはすごそうだけど、渋滞も覚悟したほうがよさそうです
・リフト乗り場前駐車場は台数が少なく、メイン駐車場のつつじ園駐車場からリフト乗り場まではちょっと離れている(徒歩10-15分くらい)
・つつじ祭り時期の混雑具合は未知数。山頂には1,000台超の車両のお客さんをさばくキャパはない印象なので、つつじはつつじ、山頂は山頂で訪問時期を切り離して考えたほうがいいかも
まとめ
以上、小室山リッジウォークとカフェ321、そこにアクセスするリフトのレポートでした!
ワクワクしながらリフトに乗り、それを降りてパーっと広がる海と空の景色は、感激の一言です。
個人的にはオシャレなカフェやデッキがなくても十分素晴らしいと思える空間ですが、それらが加わったことで雰囲気がレベルアップしていることは間違いありません。


山ろくのつつじ園や恐竜広場を合わせると公園全体としてなかなかの規模で、駐車場もしっかり確保されており、お散歩が楽しい公園です。
注意ポイントとしては、山頂のスペースはそれほど広くないということ、話題の展望デッキはカフェ利用者専用スペースであるということ、それから、つつじ祭りの時期は何かと要注意ということなどです。
また、近くに「大室山」という、ちょっと風情が異なるこれまたリフトと山頂ウォークが楽しい山があり、このエリアは犬連れの観光に事欠きません。



リフトは大室山のほうが長くて面白いわよ!



リフトはちょっと怖いんだけどなぁ…
犬連れで伊豆・伊東エリアのレジャーを楽しむ際の参考になれば嬉しいです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HPを参照してください。