気楽な車中泊にぴったり ベアーズロックの寝袋MX604をレビュー

    車中泊の旅の寝具は、普段使っている自宅の布団をそのまま流用できるという素敵なポイントがあります。我が家も長い間、自宅の布団持ち込みスタイルで快適に車中泊の旅をしていました。しかし、くるま旅を重ねていく中で「車に布団を積みっぱなしにしたい」という怠け心が芽生え、車中に収納しておける布団としてベアーズロック(Bears Rock)さんの寝袋を導入しました。

    寝袋をセットしたステップワゴン車内

    この記事では、ベアーズロック(Bears Rock)さんの封筒型シュラフMX-604の使い勝手や、ステップワゴンに敷いたときのサイズ感などをレポートします。

    この記事はこんな人におすすめ
    ・車中泊に寝袋を導入しようか悩んでいる
    ・ベアーズロック(Bears Rock)の封筒型シュラフが気になっている
    ・お手頃な寝袋を探している

    目次

    Bears Rock ベアーズロック封筒型シュラフMX604の基本情報

    ベアーズロック(Bears Rock)さんは、広島市に本社を構えるアウトドアメーカー。「使う人目線での製品づくり」をモットーに製品開発を行っているとのことで、キャンプ初心者でも扱いやすくアウトドアを快適に楽しめるラインナップが揃っています。

    寝袋はまさに「使いやすい+快適」を具現化したシリーズ。中でもMX-604は、お手頃な価格で真冬以外の3.5シーズンに対応するロングセラー商品です。

    商品の基本的なスペックは以下のとおりです。

    項目MX-604 基本情報
    サイズ展開時:約230cm×約80cm
    収納時:約39cm×約23cm
    フルオープン時:約230cm×約160cm
    重さ約1.35kg
    素材外生地:190Tポリエステル
    内生地:吸水性PGポリエステル
    中綿:3Dファイバー製中空化学繊維
    適応温度28℃~8℃~-6℃
    快適睡眠温度域:28℃~8℃
    使用可能温度域:8℃~-6℃
    適応シーズン3.5シーズン(春・夏・秋・初冬)
    形状封筒型
    ダブルファスナー
    洗濯
    カラー9色
    お値段4,000円前後(サイトによって異なります)
    ベアーズロック封筒型シュラフMX-604

    楽天市場では4,000件以上の口コミが寄せられています
    ベアーズロック封筒型シュラフMX604のレビューを見る

    注意ポイントとして、この寝袋に、車内の段差を解消する能力はありません。ふかふかの軽い布団のような素材で弾力性はほとんどありませんので、車中泊で使う際には、まず社内をある程度フラットにしておくのがおすすめです。

    選んだポイントと実際の使用シーン

    我が家が車中泊用の寝袋を選ぶとき、あったらいいなと思っていた要素は以下のような部分です。

    • 布団のように使える
    • 寝返りをうてるくらいの横幅
    • 掛け布団のように使えたり、足だけ出したりできる構造
    • 犬が汚しても気楽に洗える素材
    • 犬が汚しても気にならないお値段

    一方、あまり重要視しなかったのは、以下の部分です。

    • 適応温度
    • コンパクトさ、軽さ

    寝袋を探し始めた当初は、有名メーカーの羽毛シュラフが素敵に思えて妄想を膨らませていました。

    が、我が家の寝袋利用シーンは車中のみ。真冬の登山やテントの中は想定外なので、残念ながら高級な羽毛シュラフのコンパクトさや暖かさを発揮できる場はないと認識し、多少かさばってもお手頃価格で寝心地が布団に近そうなものを選択しました。

    ゆき

    そもそもの出発点が「車に積みっぱなしできる布団」という横着な考え。持ち歩きは想定していないわけです…

    このようなポイントで選んたベアーズロック封筒型シュラフMX-604は、寝袋としては幅が広くゆったり80㎝あります。長さも頭の部分まで入れて230㎝と一般的なシングルベッドより長いくらいのサイズ感。寝袋の中で寝返りをうてますし、ダブルファスナーで体温調整しやすい構造となっています。

    生地は外側も中綿も全て化繊(ポリエステル)ですが、画像のようにフカフカした感じです。シャカシャカ音もほとんど気になりません。

    ステップワゴンの車内の幅は140㎝前後で凹凸があります。80㎝幅の寝袋を二つ横に敷いて人間が入るとちょうどよくスペースを使うことができます。

    また、適応シーズンは真冬以外の3.5シーズンです。犬連れくるま旅は冬の方が快適なので、真冬の適応力を少し心配していましたが、車内で大人2人+犬2頭という構成であればお正月の房総半島くらいはエンジンを付けずエアコンなしで十分に暖かく過ごせました。秋の八ヶ岳では、ユニクロのウルトラライトダウンを寝袋内に入れておき、自身は薄着で快適に就寝しました。

    寝袋の大きさにゆとりがあるぶん、寒い場所に行くときはダウンのジャケットやコート、ブランケットなどを中に仕込んでおくと暖かく過ごせます。

    しゃもじ

    寒くなったらしゃもちゃんが一緒に寝てあげるよ!

    一方、あまり重要視しなかったポイントは、収納時のコンパクトさです。これについては、付属の収納袋が頑丈でとても良くできており、ふたつの寝袋を車内に保管しておいても違和感なく収まっています。

    収納時の大きさはメーカー公式情報だと約39cm×約23cmです。私の力で押し込む程度ではもう少し大きく、小さめのリュックくらいの感じになります。

    収納時は画像の赤枠・矢印分くらいのスペースをとっています。

    ゆき

    ステップワゴン内に常設しているラックの一番下に並べて収納するのが定位置です。収納袋が丈夫なので気楽に扱えます。

    ベアーズロック封筒型シュラフ 細かい部分を画像でチェック

    ベアーズロックさんは、販売サイトの画像や動画でそれぞれの商品についてかなり詳しく紹介していらっしゃいます。本当に使う人の身になって何が心配なのか、何を知りたいのかを考えて商品紹介をしてくれているので、とても安心感があります。

    ですので、ここでは、犬と旅する目線で大きさや生地感などをチェックしてみます。

    \スクロールで画像チェック/

    私は元来アウトドア派でもなく、キャンプ好きでもなく、単に犬と車で旅をするのが好きなだけの人なので、寝袋の良し悪しを語れるようなスキルは全くないのですが、初心者の私が車中泊というシチュエーションで何一つ不満なく使えているのは、まぎれもない事実です。

    フカフカでシャカシャカもツルツルもしないから、足元が滑ることもないのよ。

    まとめ 車中泊に寝袋を導入して良かったことと注意ポイント

    以上、車中泊に導入した寝袋のレビューでした。

    寝袋を導入してよかったことは”自宅の布団を持ち込んで車内が押し入れみたいになっている”という状況を改善できたところです。

    収納袋からさっと寝袋を出すという動作は、くるま旅の非日常感を一段と高めてくれます。

    また、車中泊までいかなくても、少し車内で休憩したり運転しない時にひと眠りしたりするというシーンで掛け布団的に使えるところも大変便利です。

    ベアーズロックシュラフ
    しゃもじは潜るのが大好き

    注意ポイントとしては、収納時のコンパクトさと軽さ、その軽さに対しての暖かさはやはり羽毛のシュラフに比べると劣ると思います。くるま旅以外に、ザックに入れて持ち運ぶ、というようなシーンを想定する場合はダウンシュラフを選ぶ方が良いかもしれません。

    しゃもじ

    お友達のお姉さんが、モンベルさんのダウンシュラフを持っていたんだ。
    ウチのやつの半分くらいの大きさの袋に入ってたのに、広げたらめっちゃくちゃフワフワで気持ち良かったんだ~
    しゃもちゃんはウチの寝床じゃなくて、お姉さんの寝床を占領することにしたんだぞ!

    お値段が違うのよ、、、
    わきまえなさい。

    ベアーズロック封筒型シュラフMX604は、3千円台後半から入手可能なお手頃価格とスペックのバランスが絶妙な寝袋です。ロングセラーで楽天レビューが4,000件を超えるのもうなずけます!

    寝袋は、適応温度や形状、大きさなどさまざまなスペックがありますので、ご自身のスタイルに合うものを選ぶ参考になれば嬉しいです。

    ゆき

    広島のメーカーさんで、商品説明の動画がうっすら広島弁なのも勝手に親近感を抱いているポイントです。

    ※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HP等を参照してください。

    ベアーズロックシュラフ

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