犬連れくるま旅 館山自動車道 市原SA(上り)のドッグランと設備をレポート

    市原サービスエリアは、東京都心と千葉県の南房総市をつなぐ館山自動車道にあるサービスエリアです。「房総を食べて旅するマーケット」をコンセプトに地元の食材を使ったお土産コーナーが充実しており、犬連れ旅に嬉しいドッグランや美しく手入れされた広大な緑地が魅力的なSAです。

    市原SA(上り)の全景!

    都心や神奈川県から近い場所なのに、なんとなくリゾートな雰囲気を醸し出す市原サービスエリア、今回は、館山道・市原SA(上り・東京方面)のドッグランとサービスエリア内の設備やグルメをレポートします。

    この記事はこんな人におすすめ
    ・館山自動車道(千葉エリア)でおすすめのSA・PAを探している
    ・犬連れ旅に優しい休憩場所を探したい
    ・市原SA(上り)のドッグランが気になる
    ・市原SA(上り)の設備や注意点を知りたい

    目次

    市原サービスエリア(上り)の基本情報

    千葉県の市原市は、位置関係としては、東京湾をはさんで品川や川崎の向かい側というイメージで、渋滞がなければ都心や横浜から1時間ほどでアクセスできる場所です。

    市原サービスエリアのある館山自動車道は、首都高速湾岸線から続く東関東自動車道(E51)から分岐して、房総半島の西側を南北に走る高速道路で、木更津JCTから東京湾アクアライン連絡道(アクア連絡道)へ分岐して神奈川県へのアクセスもできるため、天気の良い休日には東京や神奈川から南房総へのレジャーに向かう車で賑わいます。

    その南房総の南国感やリゾートっぽさが演出された市原SAはゆったりと広い緑地が整備されており、メイン棟の売店には千葉の農産物や海産物を活かした商品が並んでいます。

    yuki

    千葉県は、農業・畜産・漁業のすべてが全国TOP10に入る日本有数のエリアです。サービスエリアもバラエティ豊かな美味しいものがたくさん!


    画像引用:公式HPより

    Wan-Vanlife 目線
    市原SA(上り)の基本情報

    名称市原サービスエリア(上り・東京方面)
    所在道路E14 館山自動車道
    住所千葉県市原市今富字大作1091-2
    高谷JCT(首都高湾岸線)までの距離約45㎞
    木更津JCT(東京湾アクアライン方面)からの距離約15㎞
    駐車可能台数大型 32 / 小型 170
    バリアフリー対応あり
    ガソリンスタンドあり(宇佐美)
    男性トイレの数大:7  小:16
    女性トイレの数36
    コンセント付き洗面台なし
    コンビニなし
    ※24時間営業の売店なし(注意点で後述)
    ドッグランあり(2面)
    ドッグラン環境土と草むら
    平面のシンプルなフィールド。
    水飲み場あり
    散歩道広大な緑地と散策道あり
    お風呂・シャワーなし
    スマートICなし
    ぷらっとパーク(一般道からの入場)あり
    その他 特筆事項メイン棟内の犬のおやつ・おもちゃコーナーが充実
    市原SA(上り)の基本情報

    市原SA(上り)のドッグランと散歩道を画像でチェック

    市原サービスエリア(上り)は、全体的に敷地がゆったりしており、小高い丘陵と綺麗に整備された芝生の公園スペースが確保されています。

    ドッグランは、オーソドックスな土の平面フィールドが2面あります。このフィールドも十分な広さがありますが、そのほかの公園スペースが広大なので、どちらかといえばお散歩での散策が楽しい休憩場所と言えるかもしれません。

    芝生はロボットさんが刈っているって書いてあったわ。ハイテクね!

    ドッグランと公園の様子
    \スクロールで画像チェック/

    ともかく首都圏の高速SAでこの規模の緑地が確保されているサービスエリアは貴重なのでは?!という印象です。季節の良い時期なら、この緑地にお散歩に来てご飯を食べる、という行程だけでも楽しめそうです。

    yuki

    アクアライン経由でアクセスすると、ドライブコースにも「非日常感」があります!(渋滞には要注意)

    また、メイン棟内には、犬のおもちゃやおやつコーナーが充実しています。訪問時はOPENしていませんでしたが、ベーカリー「はらくち製パン所」では犬用パンの販売もあるとか。

    おやつはささみやサメ軟骨など素材系の安心なラインナップが並び、おもちゃはぬいぐるみ系を中心に、サービスエリアとは思えない可愛いものがたくさんありました!

    充実の犬コーナー

    しゃもじ

    おもちゃたくさんあったのに、ひとつも買ってもらえなかったぞ。
    しゃもちゃんの大好きな「新巻鮭」のぬいぐるみがあったのに!

    yuki

    あなた前に買ったやつ超速で破壊したじゃない。
    かわいかったのに!

    鯉は壊さないから長ーく遊べるんだけどなー。

    ・芝生や花壇が美しく手入れされた公園と丘陵のお散歩コースがある
    ・ドッグランは体格別に2面確保されている
    ・犬のおもちゃコーナーやおやつコーナーがとっても充実している

    ・ドッグランは土のフィールドなので、犬の体の汚れが気になる場合は注意。
    ・木陰がほとんどない
    ・SAの敷地全体に対して、テラス席やベンチスペースは少なめ

    市原SA(上り)のメイン棟内の雰囲気とフードコートをチェック

    市原サービスエリア(上り)は、「房総を食べて旅するマーケット」をコンセプトにしているということもあり、千葉県の食材を使ったお土産物が充実しています。

    メイン棟の館内は、自然光と木の雰囲気が印象的で、ちょっと外国のマーケットのような雰囲気があります。フードコートには千葉県産元気豚を使ったカツ丼などをいただける定食屋さん、定番のラーメンやうどん屋さんに加え、安心のチェーン店としてロッテリアハンバーガーと首都圏を中心に展開しているカフェチェーン「WIRED CAFE(ワイヤードカフェ)」が出店しています。

    yuki

    ワイヤードカフェは駅近(駅中)の電源カフェというイメージだったので、高速SAの中にあるのは新鮮な感じです。

    メイン棟館内の様子
    \スクロールで画像チェック/

    今回、訪問したのは朝ご飯の時間帯だったので、ワイヤードカフェさんの千葉県産ポークのホットドッグをいただきました!なかなかのボリュームではありましたが、次に訪れたらやっぱりカツ丼かラーメンを食べてみるかもしれません。

    市原SA ワイヤードカフェの千葉ポークドッグ

    ・千葉産の食材(ピーナツ・卵・豚肉・乳製品・お野菜などなど)を活用したスイーツや物産品が充実している
    ・フードコートはリニューアルしておしゃれな雰囲気

    市原SA(上り)の水回り設備をチェック

    市原サービスエリアには、残念ながらシャワーやお風呂、コンセント付きのドレッサーなどの特別な水回りの設備はありません。お手洗いの設備は昔ながらの雰囲気で、メイン棟のおしゃれさと比べるとちょっとギャップがあります。

    市原SA(上り)のお手洗いを画像でチェック

    また、トイレや洗面の数そのものも、最近の関東近郊のサービスエリアを基準にすると少なめです。行楽シーズンの時間帯によっては少し混み合うかもしれません。

    トラディショナルな雰囲気はあるものの、もちろん清潔に掃除されていて気持ち良く使うことができます!

    そのほかの設備として、メイン棟にはサービスエリアの定番「お湯・お茶」の給湯サービスがあります。また、パン屋さんの前付近に、レンジ・トースター・ポットがあり、購入した総菜を温めたりインスタント麺のお湯をいただいたりすることができます。

    ・水回りは、昔ながらの基本的な設備のみ
    ・レンジやトースター、給湯のサービスがある

    市原SA(上り)で犬連れ休憩や車中泊をする際の注意点

    市原サービスエリア(上り)を犬連れ目線、車中泊目線で考えた場合の注意点は、水回りの設備がやや弱いことと、店舗の営業時間とテイクアウトできる食事のラインナップです。

    市原サービスエリア(上り)には、コンビニエンスストアがありません。たいていの場合、コンビニがないサービスエリアはメイン売店が24時間営業なのですが、市原SAの売店は曜日によって営業時間が変わる変則営業で、原則として終日営業ではありません。

    逆に、フードコート内のラーメン屋さんとうどん・そば屋さんは、原則24時間営業で水曜日・木曜日だけが時間営業となっています。

    TABE TABI SHOP
    メインの売店・食べ旅ショップ
    うどん・そば「かのか」
    ラーメン「なべとん」
    • 営業時間: 7:00~23:00 
    • 水・木曜日 24時間営業
    • 水曜日7:00開店~金曜日23:00閉店
    • 営業時間: 24時間
    • 水・木曜日 時間営業
    • 水曜日~22:00
      木曜日6:00~22:00
      金曜日6:00開店
    yuki

    このように、メインの売店と一部のレストラン、どこかのお店は深夜でも開いている、という相互補完スタイルのようです。

    犬連れの場合、うどん・そば・ラーメンはいずれもテイクアウトできませんので「売店で何か買って、犬と食べよう」という予定でいるときはメイン売店の営業時間やテイクアウトに対応しているロッテリアやバン屋さんなどの営業時間をよく確認しておく必要があります。

    ふたつめの注意ポイントは、そのテイクアウトについてです。

    市原SA(上り)のメイン売店は、千葉の名産品やお土産、スイーツは豊富ですが、残念なことにおにぎりやお弁当など「普通のテイクアウトごはん」はほとんど販売していません。また、通常は朝早くから営業しているベーカリーショップも開店時間が9:00~と遅めです。

    幸いにも、ロッテリアの営業時間が「7:00~22:00」と長めですので、朝ご飯・昼ごはん・夜ご飯のすべての時間帯に対応してくれている心強さがあります。また24時間対応の自動販売機コーナーで軽食販売もしています。

    とはいえ、このSAを犬連れでの車中泊やロングドライブの中継点として考える場合は、各ショップの営業時間とテイクアウト問題に注意しておく方が安心です。

    ・コンビニがなく、メイン売店も24時間営業ではない。
    ・メイン売店にテイクアウトできるお弁当やパンなどがほとんどない。
    ・店舗の営業時間を要チェックして、食事の予定をあらかじめ考えておくと安心。
    ・広大な敷地に対して、テラス席やベンチはそれほど多くない。
    ・水回りは基本的な設備のみ。シャワー・着替え室・コンセント付きドレッサーなどの設備はない。

    まとめ

    房総半島の西側を南北に走る館山自動車道は、全長約56㎞の短い高速道路です。

    その館山道で唯一の有人サービスエリアである上り線の市原SAは、房総エリアから東京都心方面への帰り道にほっと一息つく場所として、あるいは、神奈川方面からアクアラインを経由して千葉・幕張を回る湾岸線をドライブするときの中継ポイントとして、犬連れでのびのび休憩できるおすすめのサービスエリアです。

    房総半島には首都圏から気軽にアクセスできるレジャーがあり、休憩できる下道の道の駅も多くありますので、高速のサービスエリアは一気に走り抜けてしまうシーンも多いかもしれません。

    また、車中泊で利用するには、売店の営業時間や水回りの設備など注意したいポイントもあります。

    しかし、それらを差し引いても、素敵な芝生の丘や綺麗な花壇、千葉のピーナツや豚肉など美味しいグルメを楽しむことがでっきる市原SAには立ち寄ってみる価値があると思います。

    お店が開いてる時間に立ち寄ってみてね!

    yuki

    車中泊しながらゆっくり房総半島をめぐる旅、というのもやってみたいね!

    犬連れで館山道・房総半島を旅する際の参考になれば嬉しいです。

    ※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HP等を参照してください。

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