普段使いにも車中泊にも大活躍 USB給電式電気ブランケットをレビュー

    冬場の車中泊、犬連れ旅の寒さ対策として昨年からUSB給電式の電気ブランケットを導入しました!

    USBブランケットがお気に入りのしゃもじ氏

    これが意外と便利で、実際に電気毛布として使うのは真冬と野外だけなのですが、それ以外の季節にも単なるブランケットとしてほとんど通年出しっぱなしで使っています。場合によっては犬とヒトで取り合いです。

    いろいろなタイプが市販されていますが、我が家で導入した中綿仕様のブランケットの使用感をレビューします!

    この記事はこんな人におすすめ
    ・USB給電式の電気ブランケットを導入しようか悩んでいる
    ・USB給電式の電気ブランケットの使い道や使い勝手が気になっている
    ・USB給電式の電気ブランケットの充電の持ち具合を知りたい

    目次

    ブランケットの基本仕様

    市場には、さまざまなタイプの電気ブランケットがありますが、我が家は楽天さんで20,000mahバッテリー付きの中綿仕様ブランケットを購入しました。

    項目基本スペック
    サイズ110cmx132cm
    重さ約800g
    素材裏表地:ナイロン100%
    (片面がツルツル、片面はピーチ加工のような生地)
    中綿:ポリエステル100%
    温度切り替え3段階
    弱:40~45℃、中:50~55℃、強:60~65℃
    形状5way
    掛け毛布・敷き毛布・ポンチョ・ベスト・巻きスカート
    形をアレンジできるスナップボタン式
    トンネルポケット、バッテリー格納ポケット付き
    洗濯手洗い可
    洗濯機洗い対応となっているが、給電部の水濡れ注意とも記載がある。
    実際には汚れた個所を手洗いできるという理解です。
    付属品20000mahバッテリー
    モバイル充電として使用可能
    お値段6,000円前後(サイトによって異なります)
    我が家のUSB給電式ブランケットのスペック

    選んだ決め手は以下のようなことです。

    ・ある程度の大きさがあること
    ・ひざ掛けとしても腕を出して着る毛布としても使うことができるタイプ
    ・モバイルバッテリーが付属している前提でお手頃価格
    ・洗えるもの

    購入当時は、20000mahバッテリーの相場が4,000円くらいでしたので、毛布のお値段は実質2,000⁻3,000円という印象でした。モバイルバッテリーがどんどん進化していますので、お手元にある場合は毛布単品を選ぶほうが良さそうです!

    車中や屋外で使った時、収納時のサイズ感

    110cmx132cmサイズのブランケットを部屋で広げるとこんな感じです!

    上に乗っているのは体重3.5㎏程度のトイプードル、下に敷いているのはベアーズロックさんの寝袋(約230cm×約80cm)です。

    ひざ掛けにしては大判のサイズ感で、中綿もちょうどよくふんわりと入っています!

    つづいて、ステップワゴンの後席に広げたときのサイズ感はこんな感じ↓です。

    電気ブランケットをステップワゴンの後席に広げてみました

    車中泊の時、セミダブル(幅140㎝)のマットを敷いてちょうどの車幅であるステップワゴンの場合、ブランケットの長辺132㎝はちょうど後席の幅と同じくらいになりました。

    このくらいの大きさがあれば、一人で使うのは十分ですし、一人と1匹・2匹も対応できる感じです。人間ふたりだとギリギリ並んで使えるかなーというところです。

    こちら(↓)は逆方向から見た感じ。このようにクレートの上にかけたり、ドライブボックスの下敷きにすると、底冷え防止にも役立ちます。

    続いて、屋外で使った様子のサイズ感↓です。一人用の椅子に座って毛布として使うと胸元からひざ下までの長さがあり、左右もたっぷりと使うことができます。また、ちょうどお腹のあたりにトンネル型のポケットがあるので、手元もあたたかく過ごすことができます。

    たたんだ時の様子はこんな感じ(↓)です。中綿が入っているのでコンパクトに収納できるとは言えませんが、車内のどこにでも広げたまま出しておけばよい類のものなので特に邪魔に感じることはありませんでした。

    USB給電式ブランケットを丸めて椅子に置いた様子
    ゆき

    自宅では、ソファの上に出しっぱなしです

    実際に使ってみて便利なところと活用シーン

    このUSB給電式ブランケットを使ってみて、便利だなー、買ってよかったなーと思ったシーンは、やっぱり冬場の車中泊やお出かけのシーンです。

    特に冬場の車中泊で足元を暖かくしたい、犬の周りだけ底冷えしないようにしたい、寒い野外で快適にくつろぎたい、走行中の助手席で仮眠したいなどピンポイントでどこにでも動かして暖かくできるのは、本当に便利だなと感じます。

    我が家の鯉さんは寒いのが苦手なのですが、ペットカートの中にこのブランケットを仕込んで一番弱い温度でうっすらと温めておくと、とても快適そうにしています。

    ペットカートに電気ブランケットをINしてご機嫌&居眠りの鯉さん

    コードがゴワゴワすることもないし、ほの温かいフカフカのお布団の中にいるみたいな感じよ!

    また、人が使うときには、ブランケットスタイルのみならず袖を通して着る毛布のように使うことができます。ポンチョ式よりも自由に動けて簡単な作業ができるので(例えばPCを扱う、コーヒーを飲む、など)便利です!

    ミノムシ風の着こなし
    ゆき

    このスタイルは背中が暖かいので嬉しいです。もう一枚あったら巻きスカートにして完璧。

    ・車中泊の足元が暖かいと良く眠れる!
    ・冬場のペットカートの中敷きにすると犬もポカポカ
    ・ちょっと肌寒いときに着る毛布として使うのも便利

    実際に使ってみて気になるところ

    このお値段でこの機能、この活用具合、ほとんど文句はありませんが、気になるところを挙げるならこんなことです。

    ・静電気防止対策が必要
    ・毛布は軽いがバッテリーが重い
    ・バッテリーの重量に引っ張られて毛布が偏ることがある
    ・バッテリーと毛布をつなぐコードが短め

    まず、静電気に関しては、最初はバチバチと音がするほどの状態で驚きました。が、これについては、静電気防止スプレーを振りかけるだけで解決したので今は全く気になっていません。

    問題は、バッテリーまわりの状況です。

    ヒーターの電源をONにするためのモバイルバッテリーは、付属品の20000mahの場合、300g程度の重さがあります。このバッテリーを装着するポケットの部分だけが重くなるため、そちらに向かってブランケット全体が引っ張られるような感覚があり、使用シーンによってはちょっと気になるところでした。

    もっとコンパクトで軽量なモバイルバッテリーを使えば、より快適に過ごせると思いますので、使用時間と使い方にバッテリーのサイズを合わせて準備すると完璧だと思います。

    また、バッテリーと毛布をつなぐコードは、ポケットの中で完結する長さになっています。モバイルバッテリーが重いからといってバッテリーをポケットから出してテーブルに置いておくほどコードの長さに余裕はありません。

    電源コードとスイッチ部分(ポケット内)

    もしもポケットの外のモバイルバッテリーから給電したいとするならば、USB延長コードがあると解決です。

    ゆき

    延長コードについては後述します!

    20000mahバッテリーで稼働時間はどれくらい? 一晩中暖かく保つには?

    実際に製品に付属している20000mahバッテリーで電気ブランケットの稼働時間はどれくらいか試してみました。

    結果は、ヒーター6か所(全区域)を弱モード(40⁻45℃)で運転して5⁻6時間、というところでした。

    ショッピングサイトの説明書きでは、低温の場合10時間程度の稼働時間を確保できると記載がありますが、これは片区域のみ発電する条件下での最長稼働時間なので、注意が必要です。

    HP記載の稼働時間は片区域のみ発熱する場合

    もちろん、そのほかの使用環境によっても時間は前後するはずですが、個人的な印象として、車中泊やキャンプなどで「一晩中あたたかい」を維持するのは20000mahバッテリー1つでは難しいと思います。

    しゃもじ

    片区域だけでも十分なときもあるけれど、本当の真冬は全ヒーターをあたためないと電気毛布の意味がないような感じだったぞ。

    というわけで、「一晩中暖かい」を確保するには

    ・もっと大容量のモバイルバッテリー(40000mahクラス)を用意する
    ・複数個のモバイルバッテリーを用意しておいて途中で付け替える

    という工夫が必要です。

    複数個のモバイルバッテリーを付け替えるのは、昼間の使用シーンなら良いと思います。

    夜間の連続運転を想定するなら、やっぱり大容量のバッテリーに接続しておきたいところです。最近は、40000mahクラスのモバイルバッテリーもそれほど高額ではなくなってきましたし、活用範囲も広くどこでも使える携帯性がありますので、大容量バッテリーを買い足しておくのも良いと思います!

    もうひとつ、大容量のバッテリーと言えば、ポータブル電源、という手があります。

    我が家は、ポタ電・エコフローがありますので、夜間はエコフローから直接電気ブランケットに給電できるよう、USBの延長ケーブルを車載しました!

    USB延長ケーブルはとても安価に入手でき、3mの延長ケーブルを使うとそれなりに広範囲で毛布の使用が可能です。

    左:付属コードでエコフローから給電した様子(無理やり…)
    右:延長コードで給電した様子

    家のコンセントからコンセント式の電気毛布を使っているのと同じ感じね。

    ゆき

    車内でコードが邪魔という問題はあるけどねぇ。
    やっぱりでっかいモバイルバッテリーも必要かな。

    まとめ

    以上、USB給電式の電気ブランケットを実際に使ってみて便利なことと工夫が必要なことのレビューでした。

    中綿が入っている+昨今の技術の高さのおかげか、「熱源のコード感」はほとんどありません。個人の印象ではありますが、ブランケットそのものはフワフワのしなやかな感じで、ヒーター部分がゴワゴワしたり畳みにくかったりすることはありません。

    ですので、ヒーターを必要としない時期でも、単なる中綿ブランケットとして快適に使うことができ、結果的に自宅でも車内でも登場回数が多く、買ってよかったもののひとつとなっています!

    いつの時代の電気毛布と比べているの・・・?

    ゆき

    え・・・。しょ、昭和?

    また、中綿がある+低温が40℃程度であることも、犬用に使うことを考えると、熱源が熱すぎず直接犬に触れない、あくまでも底冷えを防ぐ程度のほの温かさ、を保ってくれてとても使い勝手が良い部分です。

    注意点としては、モバイルバッテリーの容量によって使用できる時間の長さが大きく異なること、大容量のバッテリーを使うとその分ポケットが重たくなってしまってちょっと残念なこと、などがあります。

    ですが昨今のモバイルバッテリーの進化はすばらしいので、使用シーンに合わせた容量と重さのバッテリーを選べばとっても快適に使いこなせると思います。

    USB給電式の電気ブランケットが気になっている際の参考になれば嬉しいです。

    しゃもじ

    2枚目は起毛の毛布タイプを買ってほしいぞ!
    表面があったかいヤツをお願いします!

    ※上記は執筆時の情報です。

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