【犬連れ旅 番外】避難袋の中身をどうする?犬とシェアできる非常食を考える

    「過去に経験したことがない〇〇」「不要不急の外出を控えて」というアラートを耳にすることが増えた昨今。何事か起きた際に犬連れで避難するにはどうすればいいのか・・・?「備えあれば憂いなし」とは言うけれど、いったい何を備えておくべき?!と考えることがあります。

    我が家の場合は犬が2頭、何を置いてもこのもの達だけは担いで避難しなくては。

    そのほかに避難袋を持ち出す余裕があるならば、自分たちのため・犬たちのために何を準備しておくべきなのか。持ち出せるのがリュックひとつとするならば、はたして何の優先度が高いのか。心配性と大雑把が入り交じる私の性質で、特に「非常食」について考察してみることにしました。

    ゆき

    緊急時に何が必要なのかを考えることは、犬連れ車中泊の旅の必須要件を考えることにも通じる気がします

    この記事はこんな人におすすめ
    ・犬連れで避難が必要になった時の備えが気になる
    ・犬と避難する前提で避難袋の中身をどうすればいいか悩んでいる
    ・緊急時のドッグフードをどれくらい用意すればいいか気になる
    ・犬の非常食が気になる
    ・犬と人がシェアできる食べ物は何か知りたい

    目次

    犬連れ避難 非常食と備蓄食を分けて準備する

    防災で良く耳にするのは「食べ物や飲み物は1週間分の備蓄を」という目安。これはあくまで「備蓄」であって、緊急時に1週間分の食料と水を担いで逃げるとのは違います。

    犬の防災でも同じことで、「備蓄食」として2週間分くらいは余裕をもって「いつものごはん」を備えておきたいところです。単純に、いつものフードをちょっと買い置きしておけばそれが備蓄食になります。

    その備蓄とは別に「非常食」。これは何事かあったときに、担いで動ける量のごはん。避難袋に入れておくごはんです。

    もちろん、いつものごはんを担いで逃げることができればベストかもしれません。私もかつては、いつも食べているドライフードの小さいサイズを避難袋に入れていました。つい最近まで、我が家の避難袋には「人用の乾パン缶と犬用のドライフード」が入っていました。

    しかし、とある防災士の方のお話しで昨今の避難袋には「命を守るものと自分の心を落ち着かせるものが必要」というアプローチを教わりました。緊急時には、意外とお腹は減らない、甘いものが一つ欲しいときがある、コーヒーが染みる、などなど、実際に避難を経験した方々の体験談も。

    これをきっかけに、人も犬も、避難袋の非常食を見直すことにしました。非常食は「いつものごはん」でなくてもよい、なるべく美味しく食べることができて、持ち運びしやすく、取り扱いが楽なもの、という観点で選んでみることにしたのです。

    ゆき

    そもそもドライフードは小さいサイズとはいえ、避難袋の中で意外とかさばって重たかったので、どうにかならんかと思っていたのもあります

    ・非常食と備蓄食は異なる準備
    ・非常食は「美味しい・軽い・便利」で選んでみる

    犬連れ防災ではクレートも必須

    犬の非常食はフリーズドライおやつ+ミルク

    では、犬の非常食になる「美味しい・軽い・便利」ものとは?

    犬たちの好物で、重量が軽く、常温で保存できて、開封してもまた後で使える形態のもの。そしてできれば、消化しやすく栄養価も高いもの・・・と考えた結果、現時点で我が家の避難袋に当確したのは、フリーズドライのお肉系おやつと森乳さんのチューブダイエットミルクです。

    フリーズドライのおやつは、まず何しろ軽い。また、そのままの状態でもお水でふやかしてあげることもできるところが扱いやすいポイントです。素材そのままのものや総合栄養食になっているものなど、いろいろ選べますが、非常用と考えると固形タイプでしっかりしたチャック付きが良いのではないかと思います。

    フリーズドライのおやつは美味しさもバッチリ。
    シニアの鯉もサクサクそのまま食べられてお腹にも優しいみたい。

    水につけると、ドライフードをふやかしたときのようになります。

    つづいて、チューブダイエットミルク。このミルクは、我が家ではくるま旅に出かけるとき必ず持っていく必需品です。小袋包装で嗜好性が抜群によく、濃度を調整することで水分補給スープにも高栄養食にもなる頼もしい一品です。

    この二つは組み合わせることもできますし、何より犬たちが喜んで食べることが分かっているので安心です。

    しゃもじ

    しゃもちゃんはミルク大好き!

    犬用非常食は、「美味しい・軽い・便利」を満たすフリーズドライおやつとミルク(チューブダイエット)が当確

    非常食にドライフードやウェットフードを選択しなかった理由

    一方、非常食にいつも食べているドライフードやウェットフードを選ばなかった理由は、まず「重たいから」です。

    いつものドライフードの安心感や、ウェットフードの嗜好性と栄養バランスは捨てがたいものがありましたが、これらは「備蓄食」としてストックすることにしています。

    また、重量の問題に加え、ドライフードだけだとオヤツより嗜好性が落ちること、ウェットフードは一度開封すると使い切らないといけないことも心配のタネでした。

    ゆき

    レトルトや缶詰のウェットフードは、賞味期限が長くて美味しいので「防災食」として認知されているのですが、非常時には食器や洗い物の衛生環境などの問題もありそうです。

    ただ、うちの子の健康状態や性格によっては、やっぱりいつもの食事を用意しておくほうが安心な場面もあると思います。

    我が家の備蓄レトルトはこちら

    【非常食にドライフードやウェットフードを選択しなかった理由】
    ・重量がある
    ・ウェットフードは開封後の使い切りが必要
    ・ウェットフードは食器や後片付けが心配
    ・いつものカリカリやウェットは「備蓄食」扱いに

    緊急時に犬とシェアできる尾西食品の赤飯

    続いて、ヒト用の非常食です。ヒト用なので人間が食べる分であることが前提ですが、我が家ではいざというとき犬と人がシェアできる非常食として「尾西食品のアルファ米 赤飯」を当確させました。

    お湯や水で戻して食べられるゴハンものはたくさんの種類がありますが、ほとんどは調味料で味付けされており犬とシェアするのは難しいものが多いです。しかし尾西の赤飯は「しお」を後から振りかける仕様となっています。これならば、人間は塩分を補給したり味を楽しんだりできますし、犬は塩を振らなければ単純な炭水化物(エネルギー源)として活用することができます。

    鯉はごはんも大好き!

    尾西食品のアルファ米は、一袋の量が210gとたっぷりめ!以下の画像のように、人間のお茶椀軽め一杯と2頭の犬たちに少しずつ分けてあげてもひもじい量にはなりません。

    尾西の赤飯を人と犬でシェアしてみました

    もしも避難先で、人間用のおにぎりやクラッカーをいただけた場合はそちらを自分たち用にして、手持ちの赤飯は犬用のベース食に専念させることもできます。

    ゆき

    ただ、栄養学的には、できれば犬たちにはタンパク質を与えたいところです。

    そこで頼りになるのが、前述のチューブダイエットミルクやフリーズドライのお肉系オヤツ!赤飯にフリーズドライのチキンやミルクを混ぜれば、それなりに栄養の整った即席の手作り食ができあがります。

    我が家の場合、おバカな黒い犬(しゃもじ)のほうが意外と繊細で、旅先で水を飲まなかったり初めての食事を口にしなかったりします。ですが、このしゃもじも、ミルクやフリーズドライおやつならば食い気が勝ってくれます。

    人間用は塩を、犬用にはミルクをトッピング

    尾西の赤飯を2頭のトイプードルに実食させてみたら

    尾西の赤飯 実食!
    しゃもじ

    一度たべたら、素の赤飯も大丈夫だったよ!

    ・人と犬とでシェアできる非常食に尾西食品のアルファ米赤飯が便利
    ・赤飯+ミルクやフリーズドライお肉のトッピングで即席手作り食ができる

    ゆき

    赤飯は、もち米+小豆なので白米よりタンパク質が少し多く、腹持ちもいいのです!

    まとめ

    以上、我が家が犬連れ避難の非常食として選んでいるラインナップについてのレポートでした。

    犬連れ避難袋の当確品

    犬連れ 避難袋中身
    犬連れ避難袋の当確品

    ・フリーズドライお肉(お魚)系おやつ
    ・高タンパク質の粉ミルク・我が家は森乳チューブダイエット
    ・尾西食品のアルファ米赤飯(人と犬、一緒に食べられる)

    このほか、人間用の食べ物として私の好きなオヤツを少し入れています。

    また、食べ物以外に当確しているものは、携帯の予備バッテリーやヘッドライト、携帯トイレやタオル類など・・・避難袋を最初に準備した阪神淡路大震災のころと比べると、中身の優先度はだいぶ変わってきたように思います。

    できれば一生使いたくない避難袋ですが、身近な脅威として覚悟しておかねばならないご時世であることもまた事実。いざというときなるべく慌てず済むように「心を落ち着かせる避難袋」を準備しておきたいなと思います。

    ゆき

    尾西食品さんのごはんは、ドライカレーや五目ごはんも美味しいです。
    犬とシェアはできませんが人の備蓄食としてストックしています!

    犬連れ防災の参考になれば嬉しいです。

    犬連れ 避難袋中身

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