ポータブル電源エコフロー X-Boost機能でいろんな家電を使ってみたら(冬編①)

    車中泊にも防災用にもキャンプにも、持っていると安心感がある気がするポータブル電源。

    我が家のエコフローでいろいろな家電を動かしてみて、実際にどれくらいの充電を消耗するのか試してみました!

    エコフロー
    エコフロー リバープロ

    この記事はこんな人におすすめ
    ・ポータブル電源を買おうかどうしようか悩んでいる
    ・ポータブル電源で家電を動かすとどのくらい充填を消耗するか気になる
    ・エコフロー RIVER Proの性能が気になる
    ・エコフローのX-Boost機能が気になる

    暖房器具が気になるときはこちら

    目次

    エコフローのX-Boost機能

    エコフロー・RIVER Proは、定格容量 720W、AC出力 600W ,100V (50Hz/60Hz)のポータブル電源です。

    「X-Boost機能」とは、通常、AC出力600Wという機種ならその数字の通り600ワットまでの家電しか動作させることができないところ、ワット数を倍増して瞬間最大出力1200wまで対応できる機能です。

    画像引用:公式HPより

    この機能があると、ドライヤーや電気ケトルなど1000Wクラスの高出力家電も、とりあえず動かすことができます!

    ゆき

    もともと出力1200Wに対応している機種を選ぶとなると、だいぶ高価な機種になりますので、とりあえず動かせるX-Boost機能はありがたいです!
    この機種は、購入時5万円くらいでした。

    その他の詳しい製品仕様は公式HPをチェック

    vs ドライヤー(1000W)

    まずは車中泊でぜったいに使いたかったドライヤー。

    Panasonicのナノケアドライヤー(1000W)を使ってみたところ・・・

    エコフロー リバープロ×ドライヤー(1000W)

    確かに家のコンセントでONにするときよりも風量が弱くなりました。しかし、ドライヤーとしての機能は十分でボブスタイルの髪であればシャンプー後のしっかり濡れた状態から5分程度で乾かすことができました。

    5分間使って消費したパワー(充電)は7%でした!

    ・1000Wのドライヤー 5分で7%の電力消費
    ・家庭のコンセントよりは風量が弱くなる
    ・ドライヤーとしての機能は十分果たしてくれる

    ゆき

    格安ビジネスホテルなどでアルアルの「なんなん、このドライヤー!ぜんぜん乾かない(涙)」というようなストレスはなく、家よりパワーは弱くなるけど、普通に乾く、というレベルでした!

    これなら、旅の途中でもし雨に濡れたとしても、ちょっと乾かしてもらえるわね。

    しゃもじ

    しゃもちゃんは、雨上がりでもなぜかグッチャグチャになるんだぞ!

    騒がしく歩き過ぎなのよ・・・

    vs アウトドア湯沸かし器ワクヨさん(DC電源)

    続いて、エコフロー導入前に車中泊でお湯を沸かすといえば活躍してきた「ワクヨさん」。

    ワクヨさんはDC電源(シガーソケット)から給電しますので、ACコンセントのXブースト機能は使いませんが、エコフローで400mlのお湯を沸騰させると・・・

    エコフロー リバープロ×ワクヨさん(DC電源)

    ワクヨさんで400mlの水を沸騰させたとき
    ・かかった時間 23分(めっちゃ時間がかかる!)
    ・使用したパワー 6%(意外とパワーは使わない)

    この時の水温は12℃~14℃ほど、沸騰温度は94℃でした。冬季の室内で動作させた結果です。

    季節や気温・水温によってブレはあるかもしれませんが、ワクヨさんは、意外とパワーは使わないがめっちゃ時間がかかるという印象でした。

    ただし、車のDC電源を使っても冬季であれば同じくらい時間がかかると思います。

    ゆき

    70℃くらいのコーヒー用のお湯を沸かすなら15分くらいでOKです

    vs 電気ケトル(1Lサイズ・900W)

    続いて、同じくお湯を沸かす動作で、1リットルサイズの電気ケトルです!

    1リットルあれば、二人分のカップラーメン+犬のごはん用のお湯も余裕で、ワクヨさんより使い勝手が広がります。

    注意ポイントとして、電気ケトルはメーカーによって使用ワット数がさまざまで、ちょうどエコフローに対応できるか否か、1200W前後のきわどい商品も多いので、使用する際にはワット数をよく確かめるとよいと思います。

    スグに沸くT-fal(ティファール)さんのケトルは、1250Wが標準なので、エコフローリバープロではギリギリ使えません・・・。タイガーさんの電気ケトルもだいだい1300Wで使えません・・・。

    ・電気ケトルは使用ワット数に注意。
    ・T-falは1250W、タイガーは1300Wが標準で、エコフロー・リバープロ(1200Wまで)では使えない。

    というわけで、我が家はドリテックさんの900Wケトルを使っています。

    ゆき

    コンパクトで直線的なので車中泊用の荷造りにも邪魔になりにくいデザインです!

    この電気ケトルで1Lの水を沸騰させるのに要した時間とパワーは・・・

    エコフロー リバープロ×1Lの電気ケトル(900W)

    ドリテック電気ケトル1Lの水を沸騰させたとき
    ・かかった時間 10分(けっこう早い)
    ・使用したパワー 20%(パワーを使う!)

    高出力の電気ケトル+家のコンセントであれば、1リットルのお湯が1~2分で沸く暮らしに慣れていますので、10分かかるのはけっこうな時間といえば結構な時間です。

    ですが、ドタバタしている車中泊の旅やアウトドアシーンでは、10分はあっという間という印象です。お湯が沸く間、ちょっと目を離しておけるのもありがたいことです。

    一方で、満水のお湯を沸かすと充電を20%も消費してしまうため、節電が必要なシーンでは「必要な分だけ」お湯を沸かすなどの工夫をしたいところです。

    水の量を半分の500mlにすると11⁻2%の消費だったらしいわよ。
    必要な分だけ沸かすのがコツなのね!

    vs IHクッキングヒーター(1000W)

    続いて、IHクッキングヒーターで何かを加熱した場合です。

    IHクッキングヒーターも各メーカーさんや機種により必要ワット数が異なります。エコフローリバープロで動作させるなら1200W以下のタイプを選ぶ必要があります。

    ヤマゼンさんの1000Wタイプで、電気ケトルと同じ1リットルの水を沸騰させる際にどれくらいパワーが必要か確認してみたところ・・・

    ヤマゼンIHクッキングヒーター1000Wで1Lの水を沸騰させたとき
    ・かかった時間 22分(けっこうかかる)
    ・使用したパワー 30%(パワーも使う!)

    エコフローを利用してIHクッキングヒーターで何かを加熱すると、加熱面→鍋→鍋の中身に熱を送るのに余分なパワーが必要な印象ですし、ナベに蓋をしていても熱が逃げていく雰囲気もあります。

    結果的に、時間もパワーもかかるので正直なところあまり現実的でない使い方と言えそうです。

    どうしても何かを加熱したいなら、小さくて熱効率の良い鍋を使って短時間で仕上げることのできるメニューを工夫する必要があるかもしれません。

    ただ、IHクッキングヒーターには保温機能がついていて、比較的少ない電力で長い時間温かさを保つことができます。

    ヤマゼンIHクッキングヒーター1000Wで1Lのお湯を保温したとき(70℃で保温)
    ・保温時間 30分
    ・使用したパワー 20%(加熱よりパワーを使わない)

    ですので、例えばアウトドアのシーンなどで、あらかじめ卓上ガスコンロなどで調理した何かを「保温したい」とき、エコフロー+IHクッキングヒーターが活躍するかもしれません。

    ゆき

    例えばキャンプで2品作りたいときに、先にできたものを保温しておきたい、とか、
    できあがったお鍋を最後まで温かくいただく、とか。

    ポータブル電源×IHクッキングヒーター
    ・加熱調理はかなり充電を消費する
    ・保温機能だけなら省電力

    まとめ

    以上、ポータブル電源EcoFlowのX-Boost機能で何ができるのか、実際どれくらいの充電を消費するのか、レポートしてみました!

    ドライヤーや電気調理器など熱を発する家電は、たいてい大きな電力(ワット数)が必要で、簡易的なポータブル電源では動作しないケースがあります。

    そんな中、5万円前後で購入できるエコフローリバープロのXブースト機能は、ドライヤーや電気ケトル、IHコンロなど、1000Wクラスの発熱系家電を動作させることができて、お気楽キャンプや車中泊を快適にアップグレードしてくれます。

    家庭用コンセントでの充電は1⁻2時間ほどで満タンにできますし、くるま旅であれば走行中にDC充電できますので、エコフローを充電しておけば、いろいろと選択肢が広がります。

    ノートPC(100W前後)や携帯電話(15W前後)の充電・給電程度であれば、ほとんど何も心配せずにそうとう長く使うことができます。

    一方で、Xブーストを使った場合の家電は家で使うよりもパワーが弱く、エコフロー本体の充電の減りも早いため、使いたい家電の優先順位や使用回数をある程度計画しておく必要があるかもしれません。

    ポータブル電源を検討する際の参考になれば嬉しいです。

    ゆき

    リバープロはリン酸リチウムイオン電池を使った新モデルも発売されています!

    エコフロー

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